園長のひとりごと

こどもたちをみつめてー2025年

2026年3月

 保「今日は良い天気だからみんなで外に行きましょう」子「はーい」保「みんなでソリで遊びましょう」子「はーい」 (十分遊んだ後)保いっぱい遊んだから中に入りましょう」子「はーい」。  かつて昭和から平成の初めころまでは日本中どこの園でも行われて来た大人主導の保育。一見統率のとれた素晴らしい保育に見えるが、実は大人が支持し続け子どもの気持ちを置き去りにしてきた、指示待ち人間だらけの保育。
現在の保育の例としては、保「今日は良い天気で気持ちが良いなぁ。私、何だか外で遊びたくなったな。」子「えっ!私も行くよ!」保「じゃあ一緒にソリ遊びしちゃう?」子「いいね。〇〇ちゃんもさそってみる」で、結局はほぼ全員が外遊びに向かう。 (十分遊んだ後)保「もっと遊びたいけどおいしい給食ができているかもね。」子「そうだね。中に入ろうかな」  子どもの権利条約にのっとった、子どもの意欲を引き出し子ども自身が自己決定できるえみの森の保育。 ここが今後大きく移り行く時代を、自分の考えを持ちながら生きていける子になるために私たちがお手伝いできる大きな点だと思う。  2月7日・25日に行われたおたのしみ発表会の中でもそれらを感じてくださった方が多かったかと思います。特に4・5歳児は自分たちで作り上げてきた事への自信に満ちた発表会で、見ていて気持ちが伝わってきました。いつも自己決定できる生活の中では、子ども自身の迷いも発生しますが、積み重ねで自信がついてくることでしょう。
さて、由利本荘市教育委員会の説明では数年後に東由利小学校の複式学級が始まるらしい。残念に思う保護者さんもおいでになるだろう。ただ、調べてみると複式学級は決してマイナスばかりではない。むしろやり方によっては最適な学びの場にもなるようです。だからこそ、ますますの小規模校で充実した日々を過ごすためにも、今後も「自分の考え」を持ちながら保育園生活を送ってもらいたいですね。
 
可保育園えみの森 園長 畑山玲子
 

2025年4月

真っ青な空の下、園庭から続く田んぼの上で堅雪渡りをしたのがついこの前。昨日まで年長児だった子ども達のはしゃぐ声がまだ耳に残ります。令和7年度を迎えもうすぐ入学です。さぞ晴れやかな笑顔で登校するだろうと思うと、私も入学式が待ち遠しいです。「自分で考えて」の生活が続いたものの、きっと小学校の生活に戸惑うことも出てくると思いますが、自分達のチューリップが一足先に「入学」し学校の玄関付近で出迎えてくれることで、少しはほっとするはずです。自分で絵付けをした鉢に季節外れに植えられた球根は、9人分、ほぼ芽を出しました。小学校との距離がぐんと近くなった令和6年度だからこそのチューリップの「入学」です。申し出を快く受けいれてくださった校長先生に感謝いたします。
平成26年度途中から始めた「見守る保育」。それに関して翌年度の4月の園便りにてお伝えした一文には『「見守る保育」とは、ただ職員が「見ているだけ」「守っているだけ」ではありません。子ども達に干渉(指示)せず、子ども達の考えや行動を生かし、職員が子ども達の活動の場(環境)を構築し、手助けをしながら子ども達の考える力を育てる保育です。』と書きました。
あれから10年。そして新たな11年目は統合園としての3年目です。0歳から始まる教育とともに中学校卒業までの15年間の学び。その原点にある0・1歳の生活の仕方が「考える力を育む」第一歩であることを再認識しながら、全職員で学んで行く1年にしたいものです。目の前にはそれを教えてくれる29名のこどもたちがいます。毎日の関わりの中で「集団を引き上げる」のではなく「ひとり一人の個性が合わさると子どもの社会は豊かに育っていく」ことを、子ども達の成長の中から学ばせてもらいましょう。基本は「楽しいこと」に尽きます。保護者さんの意見も、地域の皆さんの意見も、学ぼうとする私達には生きた先生です。えみの森の新たな一年間を,どうぞよろしくお願いいたします。   
認可保育園えみの森 園長 畑山玲子

2025年5月

春になったとたんやはり県内各地で熊の目撃情報が相次いでいる。この地域では熊の人身事故は無いものの、やはり十分気をつけたいものだ。しかしせっかく自然豊かな地にいるので、安全であろうと思う範囲での自然体験を今年も沢山行う予定でいる。先日は山遊庭の森の阿部重助さんと情報交換し、5月1日(木)にきのこの駒打ち体験に出向くことはすでに決まっており、その後も何度かおじゃまして、心地よい里山で収穫や重助さん手作りの遊具で遊ばせてもらう事になった。寅田敏雄さんからは、統合前に両園で園庭に植えた「山の木々」に興味が持てるような取り組みは無いか相談させてもらったところ、まずは木の名前のプレートを付け、その木の特徴などを教わることにした。昨年は子ども達に自由に親しんでもらったところ、秋にはまっ赤になるはずのナナカマドの実が青いうちにままごとの材料と化し、悲しい思いをした私だ。赤い実を楽しみに待つような気持ちになってくれたらと思う。クロモジでつくる楊子にてお菓子をいただくお茶の野点はいかがでしょう。保護者の皆様をお誘いしますので、都合のつく方はおいでくださいね。まっ赤なもみじを給食の飾りにしても良いかも。園の近くの向山は奥山に入らない楽しみ方を、寅田さん始め大人の方の同行を依頼しながら楽しませたい。砂利道の道ばたで見つける草花やモリアオガエルの産卵など、園の敷地内では見られない光景に出くわすかもしれない。まずは園庭の桜が三分咲きになったらつぼみを摘んで桜茶を作りましょう。梅の季節は玉米会館の梅をいただいて、梅ジュースも良いですね。園の畑では春から初冬まで作物の植えつけと収穫を楽しみましょう。 これらの一つ一つは園のねらいとする「郷土愛」につながる大切な体験ですね。

認可保育園えみの森 園長 畑山玲子

2025年6月

春から初夏にかけての様相が、今年はいつもの年と全く違うえみの森。全体的にみずみずしさに欠ける原因は、みどりひろばを囲む田んぼが休耕しているためだ。水が張られていないばかりが、徐々に雑草が生え、これはきっと野生動物のすみかにもなるかもと懸念される。いつもの年ならば小さなバケツを片手に水面に顔を付けんばかりにオタマジャクシ・あめんぼう・カエル・ミズカマキリ、他に名前の不明な水生昆虫に出会える心躍らせる最高の遊び場なのに。来年度はぜひ昨年までの豊かな水辺が戻ってくることを願っている。水路決壊のために田んぼかりでなく園内の小川までも乾ききっているこの現状。その埋め合わせをどうするのか、きっと職員からおもしろいアイデアがぽつりぽつりと出てくるはずだと期待している。

えみの森の「全体的な計画」の中には隣接する田んぼと園内の小川に関わる具体的な計画が立てられているが、主に五感を使って自然と共に遊ぶ中から育つことをねらいとしているその部分を、何に置き換えて子ども達の豊かな日常に持っていくのか。さしずめ今年度は畑の作物に関する事、地域の方々との交流が増えていて自ずと園外に出かける事、しかも徒歩で遠くまで出かけ始めている年中・年中児。それらの中に野山歩きや重助さんの山遊庭の森へ何度も遊びに行く予定であり、自然と関わることも増えてきそうなので、大きな意味での「郷土愛につながる保育」は今年度も展開させられそうではあります。

認可保育園えみの森 園長 畑山玲子

2025年7月

耕作していない隣の田んぼの草刈り計画は理事会でも話し合い、結局『田んぼをトラクターで掘り起こす作戦』を決行することになった。もちろん田んぼの持ち主である秋田市在住の永沢さんと協議の上だ。明日にでも田掘りを実行しようとした前夜のこと、ハロメロのしんりさんからハロウィンのためのジャンボカボチャの栽培依頼が舞い込んだ。なんとステキな、なんとタイムリーな事かとびっくり。実は永沢さんの許可が得られたら掘り起こした田んぼに何かつるモノを植えたいと思っていたからだ。園の畑は細長いのでつるが他の農家さんの田んぼに向かって伸びていくため、先を切ったり方向を変えたり山のように積み上げたりして、実際につるがどんな方向にどれだけ伸びていくのかを観察しようも無かった。それに引き替え広い田んぼならカボチャの大きさ比べもつるの長さ比べもできる。もう、最高!!早速永沢さんに電話したらすぐに快くOKを下さった。ありがとう。つるの観察は築山からもできるので、とっても楽しみです。みんなで頑張りましょう。
しかしジャンボカボチャをいかにジャンボにするかを調べたら意外に難しそう。まずは肥料と水の管理が重大らしい。過度の期待からの肥料・水のやり過ぎがカボチャをダメにしてしまうとか・・・。そういえばどこかで聞いたキーワード。子育ても似たようなものなんだな~きっと!!    認可保育園えみの森 園長 畑山玲子

2025年8月

小学校の夏休みが始まった。初の試み、以前に大人が決めた「登園後から9時まで宿題タイム」が撤廃された。個々の計画したとおり宿題をやり終えると思い思いに過ごすことのできるえみの森学童クラブ。その結果はすぐに出た。以前は宿題タイムが嫌で嫌で何とか逃れようと大人をあやつり、ごまかし、結局長期休みの終わり頃にべそをかきながら追い込みに入る子が何人もいた。今年はびっくり。生活を自己管理するようになったとたん宿題をさっさと済ませ園庭などで遊んでいる。もちろん宿題の進みも速いこと!
さて、その後の遊びがまた面白い。男子達の一部で小川のそばの森に秘密基地を作り出し日々進化させている。子どもたち自身が熱中症と向き合えるように、外のあちらこちらに熱中症について厳重注意・やや危険・ほぼ安全などと針が示すようなハイテクな温度計をぶら下げている。なんとその秘密基地はさすがに木々の中にあるのでカンカン照りの中でも唯一ぎりぎり「ほぼ安全」を指しているときがある。ゴム製のマットを敷いて土足厳禁。せっせと掃除に余念が無い。要望に応じ遮光ネットやロープを出すなど大人も協力するが、基本自分達で作り上げている。おもしろいなぁ。当然毎日のようにそこでの昼食が日課のようだ。一方女子達は小川に大きなタライを出し水道水をためて、足湯ならぬ足水で涼をとっている。気づいたらパラソルも出していた。  
小学生の考えは無限で、それをやり遂げようと協力する姿も頼もしい。大人はこどもの考えに口出しせずに見守るだけ。そして、○○ありませんか?の要望に応じるだけ。夏休みが終わる頃はどのようなひらめきに溢れているのか楽しみだ。
その小学生のやることをじっと見ている園児達。まさに予備軍ぞろい! いいぞ!いいぞ!                              認可保育園えみの森 園長 畑山玲子

2025年9月

暑い暑い夏…。 お盆を過ぎてもまだエアコンが活躍中だが、秋の気配は少しずつ感じられるようになってきた。7・8月を顧みると、えみの森への来訪者がとても多い毎日だった。
中学生・高校生・他の保育園職員・小中学校の先生方・鎌倉からの小学生の4人旅、そして東京・仙台からのインターンシップの大学生、など。 沢山の訪問者がいてもそれに慣れてきたのか子ども達は案外落ち着いて生活できていたように感ずる。 一方、職員は色々気遣う事や日常と違う子ども達の心にそっと添っていく配慮などで、きっとやりずらかったと思うが、自分達の学びに繋げられる事もあり良しとしてもらえないかな…、との園長としての願いが正直なところ。
さてその中で学童クラブを含めた子ども達が朝から受入を心待ちにしていたのが、中学生の職場体験・鎌倉からの小学生・インターンシップの大学生。どちらも一緒に遊んでもらえる体験が「明日も来てね」の言葉として出ていた。
インターンシップの大学生はえみの森の学びと、地域の皆さんとの交流の様子をまとめ「成果発表会」にて披露してくれた。えみの森での気付きや地域の皆さんの暖かさを語っていた。教職や未就学施設の職員になる夢を語り、中には都会に就職しようと思っていたが、この度の体験で自分の田舎の群馬で働きたくなったと話してくれる学生もいた。
「時間がゆったり流れる不思議な空間」と称されるえみの森に、9月には3組の親子さんが「ゆりほん保育園遊学」のためおいでになり、子ども達へ新たな刺激を与えてくれる。私も、他の地域の様々な考えを持つ親御さんと語り合える、新たな出会いを楽しみにしていきたい。           認可保育園えみの森 園長 畑山玲子

2025年10月

みんなで精いっぱい楽しんだえみの森の運動会。開会前に数人のお父さんたちが収穫してくれた大小合わせて15個のジャンボカボチャは、干されている稲がなびく稲架の下に横並びに整列し、子どもたちの頑張りを応援しているようだった。保護者の皆様や地域の皆様と一緒のプログラムの最中に急遽ひっそりと行われた「ジャンボカボチャの重量測定」は、私にとって不思議な感覚を蘇らせてくれた。 前日に高橋定敏さんからお借りした旧式の使いこなされた台はかり(今買うと20万はくだらないらしい!)で「かつての若者たち」が協力しながら重りとメモリを駆使してカボチャを測る様子は、人口が多かった昭和時代の米を量る風景が思い出され、園児たちのかわいらしい運動会の音がバックミュージックとなって、一瞬だがセピア色の映画でも見ているような感覚におそわれた。なつかしい・・・。
ぷれっそのハロメロのしんりさんから依頼されて育てた稲架の下のカボチャの他に、地域の方々から沢山のカボチャを頂き、目にするだけで心おどる。ジャンボカボチャ・おもちゃカボチャ・オレンジ色のかわいらしいカボチャ等・・・。総数は100個を悠に超える。 カボチャの花言葉は、包容力・寛容さ・広い心などがあがっているが、えみの森の保育とどこか重なっていて嬉しい。園児一人一人の考えがあってそれを主張できる人、そして他の人の考えを広い心で受けとめられる人になってもらいたいと願っているが、カボチャを見るとどこかほっこりそんな気分になるから不思議。また、ジャンボカボチャこそまさに誇らしげに堂々と自分らしさを主張しているようで、「子どもたち、ジャンボカボチャをめざして」と言いたくなってくる。    認可保育園えみの森 園長 畑山玲子

2025年11月

まさかこんな事になるなんて。確かに昔からこの地域には熊がいた。40年ほど前に須郷田で駆除された熊だって、庭先の柿を食べていた。『子どものカヤカヤした声を聞くと熊は逃げていく』と言われていたのは過去の説。えみの森では安全な生活を最優先し、園庭での遊びを、学童クラブの小学生も共に中止した。  春にはもえぎ色一色となる園庭にその季節が来ると必ず咲く八重桜。3分咲きをねらって摘んでは桜茶を楽しんだ。日陰を作った涼しいせせらぎのそばでは京都貴船のランチに負けず足髙のお膳を並べて給食の時間をすごしたこともある。紅葉の美しさをたっぷり感じながら自転車にまたがり頬にうける風を楽しんだ秋。園庭と隣の田んぼの境が無くなりどこまでも園庭のごとく雪の上に足跡を付けたこどもたち。そんな当たり前の繰り返しが、今年は途絶え気味だ。豊かな体験が無くなったとたん、その有り難さに気づくのは子どもたちでも同じ事だろう。  それらの穴埋めはとてつもなく大きく保育者の工夫だけでは到底まかなえないが、それでも沢山の驚きや発見のワクワクが少しでも満たされるようにしないといけない。その一つに、年長児は絵本コーナーの隣に年長児だけが入れるスペースを作った。大人の考えはシャットアウトして子ども達だけで話し合ってリノベーションする部屋は,最終的にどうなっていくのか。まだその行方はわからないものの、小さい子にじゃまされること無く製作遊びに没頭できる心地よさを感じる子も出始めた。「話し合って決める」ことが大前提。  
話し合うことのできない熊との共存は「避ける」「逃げる」しかなさそうだが、とりあえず熊スプレーを購入し、職員間の連絡方法ツールとしてIP電話も準備、熊に対する避難訓練を行い、夕刻の保護者の迎えはドライブルー方式にてお願いし玄関前にてお渡しすることにした。  振り向いたとたん熊がいたらどんなに恐怖か。 絶対にあってはならない。
   認可保育園えみの森 園長 畑山玲子
 
 

2025年12月

「免疫力」

11月第2週目に入ったとたん始まったえみの森のインフルエンザ集団感染は、コロナ禍の恐怖を思い起こすものだった。…と、つい先日のことなのに過去形なのは、急に爆発⇒2週間後にはほぼ平常に戻るという、過去に類を見ない感染の仕方で驚いているからだ。(まだまだ油断はできないのだが。)  感染していないお子さんの1人は自宅に帰ったらすぐにお風呂タイムをつくっているらしい。なるほど! 皆さん感染予防や免疫力アップのために様々工夫し、食事にも気をつけていることと思う。知人の中には「特別なサプリ愛飲者」「よく食べ良く寝る派」「朝はクロモジ茶・夜はホットジンジャーハニーレモン派」、行動的なのは「毎日少しで良いからウオーキング派」「ちょっと先にお出かけなどの楽しみを作りわくわく感ですごす派」と様々。 この季節ならやっぱり秋冬野菜を美味しく食べて暖まる事も良いのかも。3首を温める方法は、私のお勧めです。

さて「熊禍」で外遊びができなかったこの秋。皮肉なことに自然溢れる広い園庭だからこそ、安全な生活の為に外に出られなかった。フェンスで囲まれた狭い園庭だったら…。いえいえ、そんな思いは捨てて、職員は短時間でも園庭で遊ぶ方法を模索中。感染予防の消毒に励みつつ、外遊びのためにはIP電話と拡声器を持参で「子どもたちを守るぞ-!!」と意気込みたっぷりの頼もしいスタッフ達。 今日も子どもたちのために頑張るぞと思いを強める朝だ。      認可保育園えみの森 園長 畑山玲子

 

 

2026年1月

令和7年の今年の漢字は「熊」。 渦中にいる私達にとってはあまりにもリアルでありがたくない文字ですね。 さて、えみの森にとっての一文字は何でしょう。職員の考えを集約したわけではありませんが、園長としては「集」がぴったりだと思っている。

まち散歩でご一緒するおばあちゃんおじいちゃん達も味噌作りや東由利音頭の練習・運動会など様々なことに集ってくださった。保育園遊学も順調でこの1月も2組の親子さんが参加してくださる。新しいお友達とのふれ合いは、在園の子どもたちにも他児との付き合い方を教えてくれる。ダイナミックな気球や牧草ロールもやっぱり今年も体験させていただいた。「さつき」の見事な花・食べきれないからと野菜などが届く 。そうそうジャンボカボチャの栽培依頼も舞い込み生長を楽しませてもらった。ハロウインの頃は園内外が頂戴した黄色いカボチャで彩られた。見事な竹細工・素晴らしい大根・甘くて冷たいスイカ・ジャガ芋掘り体験・広場の木に樹木名をつけてくださった・プロの笹巻き作り体験・自然たっぷりの里山に集い豊かな時をすごした。年の瀬にはクリスマスイルミネーションも届いた。 学校の先生方との集まりが増えたのもありがたい。まだまだ書ききれないありがたい集いの中で優しい心を確かに受け取り大切にしてきた。皆さんの、子どもたちを可愛いと思う優しい気持ちがここに集まり、常に園舎にふり注がれドームができているような錯覚さえおぼえてしまう。 人口減少最前線にありながらも、こんな幸せな保育園って他にあるのだろうか、とも思う。 そんな令和7年の様々な事に感謝をしながら、新年も皆さんからのあたたかい心を頂戴し、宝物の子どもたちの成長を職員一同で見守っていきたい。   

 認可保育園えみの森 園長 畑山玲子

 

2026年2月

保育の世界に新しい制度が乱入中。まずは「こども誰でも通園制度」。これは保護者の就労の有無にかかわらず0歳6ヶ月から満3歳未満のお子さんが保育園を利用することで、集団での育ちの中で子どもの発達を促す新たな制度。ただし利用は1ヶ月10時間以内、1時間300円程度の有料。  他に「保活情報連携基盤」「保育業務施設管理プラットフォーム」等。これらは多くの自治体が突入した人口減少問題に対応する、施設運営と、保護者の利用にも関わりのある有効なシステムとなっている。
数年前から「保育のICT化」が叫ばれていたが、えみの森は過疎地にある小さな保育園。そのようなシステムは不用と考えていた。しかし国の説明を聞くと、人手不足を視野に入れた必要不可欠なシステムだった。今年度えみの森も導入したところその便利さに気づいた。  「保活…」「保育業務…」も、園運営だけでなく、保護者も各種の申請などが楽になるなど便利らしい。多くの事がスマホでちゃちゃっとできてしまう。 
AIでのチャットGPTに目を丸くしたのはついこの間なのに、もうどんどん進んでいる。人手不足に対応し便利になるのは良いとしても、アナログ的な大事なものはまだまだいっぱいあって、子どもたちが自分で考えて人生を選んで行けるようにするには、じっくり遊び込む生活の中で育つ「意欲・発見・疑問・感動」など。それが就学以降の学習にも大事だし、園庭での自然体験も得るものが大きい。えみの森で大事にしている子ども達同士、或いは子どもと大人の話しあいを通じた、コミュニケーション能力も育まれていく。いま、急激に変わっていく想像を超えた時代に入ったからこそ、便利な制度とは切り離して、子どもたちの育ちにとって大切にしなければならないことは何かを、しっかり見極めたい。   
認可保育園えみの森 園長 畑山玲子

こどもたちをみつめてー2026年

2026年4月

 
春になり、園庭で子どもたちの元気な声が響いています。 昨日まで年長さんだった子たちが、小学生になることに胸を膨らませている姿は、とても頼もしいです。 新しく年長さんになった子たちも、自転車に乗れるようになることや、二段の塔を制覇することに意欲を見せています。お泊まり保育も楽しみにしている様子です。子どもたちがそれぞれの目標に向かって楽しんでいる様子を見ると、私たち職員も嬉しくなります。
令和8年度も、子どもたちの成長を全力でサポートしていきますので、どうぞよろしくお願いします。 令和7年度は、気候の変化や、以前にはなかった熊への不安など、いつも以上に安全に気を配る年でした。 今後も安全を第一に考えながら、広い園庭を活かして、様々な活動に取り組みます。 ICT化を進めて職員の事務作業を減らし、その分、子どもたちとの触れ合いを大切にしたいと考えています。 職員一同、学びを続け、互いに協力し合いながら、子どもたちの生活環境を整え、子どもたちの好奇心を刺激し、思い切り遊べるような工夫をしていきます。 保護者の皆様と一緒に、子どもたちが保育園生活を心から楽しめるよう、力を合わせていきたいと思っています。 コロナ禍前のように、いつでも気軽に園内に入っていただけるような、開かれた園にしたいとも考えています。
有事の際の登降園時はドライブスルー方式を取り入れますが、通路の悪路返上に取り組みます。 ・・・と、欲張っていろいろ考えていますが、まずは慌てずひとつずつ進んできます。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
 
認可保育園えみの森 園長 畑山玲子
 
 

 
社会福祉法人蔵立会 えみの森
〒015-0221
秋田県由利本荘市東由利舘合字向田76-1
TEL.0184-69-2131
FAX.0184-69-2161
・一時預かり
・学童保育
・子育て支援(ひだまりルーム)
 
 
 

0
2
7
8
6
7
TOPへ戻る